堺総合法律事務所

 

弁護士紹介


井上 耕史
1972年(昭和47年)生まれ
/ 2001年弁護士登録
東京大学法学部 卒
 

得意分野

 民事,刑事,家事事件全般を取り扱っています。比較的多く取り扱っているのは,労働事件(労働者側。解雇,退職金,残業代,派遣・請負,労災,不当労働行為など労働事件全般)と多重債務事件(破産,個人再生,任意整理,過払金返還請求)です。過払金返還請求事件については,兵庫県弁護士会消費者判例検索システム,名古屋消費者信用問題研究会編『Q&A過払金返還請求の手引』付属のCD-ROMに収録されたものが多数あります。

 最近は,消費者事件や交通事故,相続なども増えています。

取りあつかった事件

労働,過払金返還請求を中心に,印象に残る事件は多数ありますが,ここでは公刊物に掲載された関与事件を挙げます。

ジェイ・シー・エム(アルバイト過労死)事件 (大阪地裁平成16年8月30日判決・労働判例881号39頁)

雑誌編集アルバイトとして入社した直後に過労死した青年について,雇用主に対し安全配慮義務違反による損害賠償を請求した事件。雇用主の損害賠償責任が認められた。


おかざき事件 (①労災認定について大阪地裁平成15年10月29日判決・労働判例866号58頁,②損害賠償請求について大阪高裁平成19年1月18日判決・労働判例940号58頁)

小規模会社の専務取締役の過労死事件。実態から労働者と認められたこと,会社とともに代表取締役個人の損害賠償責任が認められたことにおいて画期的判決。


パソナ(ヨドバシカメラ)事件 (大阪地裁平成16年6月9日判決・労働判例878号20頁)

人材派遣業者パソナがヨドバシ梅田店の店員として集めた百数十名の労働者が,ヨドバシ梅田店の開店2日前に,突然「ヨドバシの仕事がなくなった」として就労を拒否された。その中の1人がパソナとヨドバシカメラの雇用責任を追及した事件。直接労働者を募集したパソナの責任が一部認められたが,受入企業であるヨドバシカメラの責任は残念ながら認められなかった。


シティズ(みなし弁済)事件 (大阪高裁平成17年3月24日判決・消費者法ニュース63号23頁)

貸金業規制法43条の適用を否定して利息制限法の適用を認めた判決。現在の判例の先駆けとなった事件。


シティズ(遅延損害金)事件 (最高裁平成21年9月11日第二小法廷判決・判例タイムズ1308号99頁②事件)

貸金業者シティズが,遅延損害金名目で年29.8%の高金利を長期にわたって取り続けたのに対し、借主の信頼を裏切るものであり,信義則に反し許されない,として利息制限法1条(年15%)を適用して過払金の返還を命じた初の最高裁判決。

趣 味

最近の趣味は旅行,食べ歩き(特にさぬきうどん)。弱いですが囲碁・将棋もたまにやります。映画では「男はつらいよ」シリーズが好きです。

抱 負

私が弁護士登録したときは,サラ金・ヤミ金融などの多重債務被害が特にひどかった時期でしたが,弁護士が法によって人の命を守ることもできることを実感しました。そうした取組みの際には,単に事件処理をするだけでなく,依頼者の生活再建と救済ルール確立のために,必要な時間をかけて相談・交渉・法的手続を行うように心がけてきました。
今後も,「暮らしを守る法律家」を目指して,ひとつひとつの事件に正面から取り組んでゆきます。

書 籍

『多重債務者支援の最先端』(全国クレジット・サラ金問題対策協議会) 一部執筆
『現在の多重債務解決実務』(全国クレジット・サラ金問題対策協議会) 一部執筆

 

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